【BEFORE】
日本は地震大国です。ほぼ毎日どこかで地震が発生しています。皆さんがお住まいの土地でも、ある日大地震が起こるかもしれません。今後、30年以内に70%の確率で起きるとされるマグニチュード7クラスの首都直下地震。被害想定では、およそ半数の世帯で停電が発生するとされています。
停電から電気が復旧すると、スイッチがONになったままの電気器具や損傷した電気コードに通電し、火災が発生し、甚大な被害をもたらすことが予想されます。阪神淡路大震災や東日本大震災においても発生した火災の過半数は、電気が原因でした。
【AFTER】
【感震ブレーカー】とは、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。
大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがあります。
電気が復旧したときに倒れたストーブなどによる二次災害の危険が潜んでいます。
通電火災の二次災害に備えるのが感震ブレーカーの役割です。